スワップでやらかしたる

高金利通貨でスワップもらおかな、と。

9月8日、スワップに頼るのはバカ

チャートを見ていると、不利な気分になる。例えば最近のメキシコペソとか見ていると、上がる時よりも下がる時の方が勢いがあるように見えてしまう。上がる下がるという表現のとおり、カスタマイズしていないチャートはペソが値上がりすれば視覚的にも上の方に行くようになっており、なんだか、重力を背負っている分、そりゃ上に行く方がしんどいじゃないかと思える。この重力にはきちんとした正体があり、それは、高金利通貨であること自体、である。

スワップポイントは金利差の精算である。高い金利はインフレ率の高さを意味する。インフレ率が高いと、通貨の絶対的価値は低下し、そうでない通貨との相対的価値は漸減する。為替は通貨の交換であるから、高金利通貨には当たり前の理屈として減価方向への圧力が常にかかっている。これが、チャートに現れる重力の正体である。

そうすると、スワップに頼って儲けたろと思うのはバカのすることということになる。けれども、為替は不必要・非合理的に短時間のうちに大きく上下するので、投機・ギャンブル狂にとっては、バカさ加減を分かっていながら高金利通貨に飛びつくのも一つの酔狂である。スワップでこつこつとか言いながら日々の変動に一喜一憂して楽しんでいるのは、その所以である。

にしても今日はいい感じ。夜中までこの調子でよろしく。